昨日、ピーピーを保護している団体のスタッフから連絡が入りました。それによるとピーピーは保護所に居たときに抗生剤を飲ませていた関係で皮膚の培養などの検査をしても、原因菌原因虫が発見されないそうです。お預かりボランティアさんの家で毎日薬浴をさせてくださって、しっかりケアをしていただいているようです。今後皮膚科を得意としている別の獣医さんにかかり診断を受けてみるか検討中とのことでした。そして、そのほかにも問題があることが判明しました。度重なる出産のため歯がボロボロになってしまっており、全抜歯の必要があるそうです。本当にすべての歯をぬく必要があるのか、ある程度残すことが出来るのかについてもセカンドオピニオンをとり検討するとのことでした。さらに右ソケイヘルニアがあるようです。その上避妊手術もまだなので、最低でもあと3回全身麻酔による手術が必要になってしまいました。さらにソケイヘルニアは右に出た場合反対側にも出る可能性が高く、最悪4回の手術が必要になるかもしれません。繁殖犬として使われていた可能性が高いので、家庭犬として飼われていた犬に比べ基礎的な体力が落ちている可能性が高いピーピーがこれだけたくさんの手術に耐えられるのかどうかそれすらはっきりしていません。団体スタッフが言うには抜歯手術が最優先になるそうで、ソケイヘルニアと避妊手術についてはそれほどの緊急性はないそうです。ですがヘルニアは運が悪ければ腸の炎症や壊死につながる可能性もあり、なるべくなら早いうちに対処しなければならないものであることに変わりはありません。
こんな状態ですが引き取ってもらえるのか家族とも相談して、無理だと思ったら断ってもらっても構わないので、このまま里親希望をするかどうか検討してください。とのことでした。
(もし私が断ったら、里親の募集は当分の間もしかしたらずっとできないことにはなりますが犬の状態を考えるとそれも仕方ないと思います。とも言っていました。)
迷いました。このお話を断ってもほかに家族を探していて健康で不妊手術も歯のケアの終わっていて健康状態に関してのケアが全部終わっている犬もたくさん居ます。犬の保護をしてる団体さんはたくさんありますし、きっとミラと相性の合う子だってどこかにいると思います。でも一方で、もし1ヶ月ピーピーの里親希望を出すのが早かったら皮膚病は出なかったかもしれないし、ヘルニアや歯のトラブルも見つからないまま家に来ていたかも知れませんよね。家に来てから健康的な問題が見つかったら私は普通に飼い主として治療をし、治療費を払いピーピーのケアをしていたはずです。家に来る前にトラブルが見つかったからといって断るのってどうなんだろうって思っちゃったんですね。そうしたら、いつその問題が見つかっても関係ないんじゃないかって思ったんです。そうしたら断ろうって思えなくなりました。これもきっと縁なんじゃないか。誰も悪くないんですよ。何が悪かったのかってタイミングが悪かっただけです。仕方ないことですよね。むしろ覚悟を決めて引き受けられるから、よかったかもしれません。
ピーピーを家族に迎えたいと改めて伝えました。
健康上の問題に関してはうちの家族で対応できる範囲内だと思ったからです。唯一ミラとの相性だけが気になりますが、こればっかりはやってみないとわかりません。そして、前回の様子を見る限り何とか馴染める許容範囲内ではないかと思っています。頑張って2頭のストレスを最低限におさえ早く馴染めるようにしてあげたいと思っています。