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液体石けんのその後

 昨日夜、希釈したリキッドソープですが、約100gの素を200gのお湯で溶かしました。水を入れてレンジでチンするとよいと書いてあったので「じゃあ、ポットのお湯でもいいよね」と得意の大雑把な解釈です^^;カスタードクリームのようなトロミのリキッドソープの素でしたがお湯に入れるとなぜかしっかり固まり、かなり硬くなりました。なんででしょうね?塊をなるべく小さく切るようにスプーンでつぶし、後は1日放置しました。朝にはすっかり溶けてきれいな透明の液体になっていました。夜仕事から帰って、PHを調べてみると約11でした。さすがに過剰アルカリの石けんだけあってPHは高いですね。このままでは使えないので、クエン酸で中和することにしました。水20mlにクエン酸をマドラースプーン2杯溶かして使いました。こちらのPHは約3です。5ml入れてPHを確認、また5ml入れて確認と少しずつ入れていったところ15ml入れたところでPHが約8に落ち着きましたのでここで止めました。このまま使うかどうか悩みましたが、私の髪はしっとり石けんのほうがあっているのでオプションとしてグリセリンを入れることにしました。約10%弱という量で30g量り香り付けのEOを混ぜてからリキッドソープに入れて完成です。ちなみにEOはレモングラス、ローズマリー、ティートゥリー、ユーカリ、ペパーミントで合計1g、季節柄すっきり系の香りにしてみました。
 先ほど早速使ってみましたが、泡立ち、泡持ちともにとてもいい感じで髪も体も洗いやすかったです。髪もあまりきしまず、使い心地は良かったです。リンスはせずにそのままドライヤーで乾かしてみましたが思っていたよりも広がりが少なく、しっとりしています。使いはじめであまり髪が馴染んでいないことを考えるとなかなかいい具合です。ホホバオイルを少し髪に馴染ませて今日のケアは終了にしました。

 今回、実験的にやってみたのですが現段階では満足できるものを作ることができました。では、どうしてリキッドソープの素=苛性カリなんでしょう?苛性ソーダで作った物のデメリットが気がついていないだけでなにかあるのでしょうか?使っていくうちになにか気になることが出てくるかもしれませんね。そのあたりはまた、のんびり考えて行きたいと思っています。
 それにしても、どうして同じ苛性ソーダを使っているのにリキッドソープの素は柔らかいままで、コールドプロセスソープはあんなにしっかり固まるんでしょうか?アルカリの量はリキッドの素のほうがずっと多いのに・・・コールドプロセスソープをお湯に溶かしたらリキッドソープになったりはしないかなぁ。逆に苛性カリでコールドプロセスソープを作ったらしっかり固まるんでしょうか?うーん、石けんの化学には不思議がいっぱいです。
by chagallsky | 2011-06-29 00:01 | 石鹸のこと