人気ブログランキング | 話題のタグを見る

お見合い

最近、どうしても2頭目の犬が欲しくなり、せっかくだったら動物愛護団体などに保護されている、里親募集中の仔を引き取りたいと思い、とある団体に連絡を取っていました。前日の日曜に電話連絡があり「候補がいるので明日そちらに連れて行ってもいいですか?」とのこと。来るのは3歳のチワワ、色はブラックタンとのことでした。急ではありましたが、お受けすることにしました。5日は私が仕事なので7時過ぎにならないと戻らないと伝えましたが、6時半には到着。。。
 私が家に戻ったときにはすでに家の前に車が止まっていて妹が犬を抱いていました^^;とりあえず犬を受け取り、スタッフは車に待機していただき、私たち家族だけで犬を合わせました。ミラは初めのうちは背中の毛を逆立て、緊張して少しうなったりもしていました。それでも、興味はあるらしく近づいて匂いを嗅いだりしていました。犬付き合いの下手なミラとしてはなかなか頑張っていましたし、予想に反して激しくほえることもなく、私たち家族としては充分許容範囲だと思いスタッフに家に上がってもらいました。ミラはスタッフに対してもほえることなく、距離を保ちつつやはり匂いを嗅いだりしていました。しかし、ミラの反応を見たスタッフは「無理みたいですね」「やめたほうがいいでしょう」との判断でした。スタッフが家にいた時間は10分程度。スタッフが上がる前に合わせた時間10分程度。どちらかといえば犬嫌いなミラが見ず知らずの犬を受け入れるに充分な時間とはいえないでしょう。家に来てくれたチワワさんだって知らない場所、知らない人、知らない犬に囲まれてそれでも人懐っこく必死に愛想を振りまいていました。これもやはり20分では落ち着ける状態ではないと思うのです。初対面の犬同士の最初の20分なんて最悪の時間帯ではないでしょうか?その15分か20分で犬の相性の良し悪しは判断できるのでしょうか?先住犬が新入りさんを仲間であると認め受け入れるまで1週間や10日はかかって当然だと私は思っていました。その間の2頭のストレスを最小限にとどめ、早く仲良くなれるようにしてあげるのが飼い主の役目だと考えていました。はっきり言いますがミラが20分で打ち解け仲良くなれるような相手がいるとは思えません。何千、何万という相手とお見合いすれば見つかるかもしれませんが、現実的ではありません。
 私は最初の20分間で見ることが出来る犬の態度の重要性はわかっていません。私にとってミラが初めの犬であり、先住犬がいるところへ2頭目の犬を迎えた経験などもちろんありません。団体のスタッフにとっては何度も経験していることであり、先住犬のいる家庭に送り出す難しさはよくわかっているでしょう。ですから、無理だとの判断に異を唱えるつもりはありません。「保護犬の負担はないだろうけれど、先住犬ミラの負担が大きすぎるだろう」というのが無理だと判断した理由なのです。先住犬を尊重しての判断はとてもありがたいものです。
 「ミラ自身がかわいいと思えるような子犬だったらうまく行くかもしれない」とのスタッフの言葉に甘え、もう一度お見合いにチャレンジさせていただくことにしました。候補は現在未定です。でも、どうでしょうね。あまり期待しないでおこうと思います。だって子犬はかわいいですよ。絶対むちゃくちゃかわいいです。「うちの子に」と望んでわくわくしながらミラに会わせて彼が「いやだ」といったらさようならです。。。期待すればするほどガッカリも大きくなっちゃいます。今日来たチワワの夢ちゃんも本当に可愛い子でした。人懐っこく犬なつっこく元気で明るく性格は二重丸。4キロサイズのデカチワワで毛並みもいい美人さん。私にとっては文句のつけようがないほど家にぴったりのいい子だったのになぁ。でも、あの子だったらきっとすぐにいい家族が見つかると思います。
by chagallsky | 2007-02-05 22:57 | 犬のこと